Gibasis pellucida (M. Martens et Galeotti) D. R. Hunt
ギバシス・ペルシダ
Tahitian bridal-veil ・ブライダルベール


メキシコ原産、ツユクサ科の多年草。 初夏にたくさんの小さな白い花を咲かせる様子は、ブライダルベールの名にふさわしい。 花径は約7mmと小さいが、花のつくりは見事で拡大して昆虫目線で見るととても美しい(Fig.5-6)。 熱帯地方の原産であるが寒さには強く、日本では野外でも越冬する。 1mmほどの種子ができるそうだが、まだ確認していない。



 1. 全体


 
 2.
葉は裏が暗い赤紫色

 
 3. 花の径約7mm
 
 4. 花序は頂生及び葉腋に腋生 対の集散花序



  5. 花弁4mm 花径 約7mm

 6. 正面から 雄しべのようす
  
 7. 雄しべ 花糸の基部と中間に長い数珠状毛
 
 8.雌しべ 子房の上部に短毛


属名のGibasisは、「gibber(こぶ)を語源とし、この属の植物の萼の基部にこぶのような突起があることにちなむ」とWeb検索に書かれているが、こぶのような突起は見当たらない。 ただ萼には竜骨がありここが凸状であることを表しているのかもしれない。


 9. 萼片2.5-3mm 竜骨がある

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